2018年12月21日~28日

 一週間ぶりの更新です。今回は武装類と手首、ふくらはぎスラスターになります。バズーカの部分がちょっと細かく多めです。
 それではどうぞ↓。

・HGゲラート専用ザクの進捗
シールド取り付け具

 ゲラート専用ザクはグフシールドを持っている画像とスパイク付きザクシールドを持っている画像があるんですが、今回はグフシールドを付ける事にしました。
 資料を見る限り、グリップは無く直接前腕に取り付けられているようだったので、基部を自作します。元になったのはバズーカをバックパックに取り付けるパーツと余剰パーツのザクII首パーツ基部です。加工した首パーツがバズーカラックの凹みに沿ってスライドするパーツとなりました。

 取り付けた状態です。固定方法は素材の弾力とほんのちょっとのツメです。

シールド基部

 上記のパーツに対応する基部を自作しました。プラ棒、プラパイプ、プラ板で出来ています。デザインはグフカスタムの当該部品を参考にしています。

シールド裏

 押し出しピンの後を消してダボ穴にマイナスモールドを刻んだプラ棒を差し込みました。中央の穴は基部の接続に使います。ダボが使えなくなりますが、表面の濃いブルーのパーツをツライチに近くなるように調整した際、ダボは使えなくなったので問題ないです。塗装後に接着して対応します。

マガジン裏打ち

 今回製作する初期型ザクマシンガンではマガジンが横付きになるので、裏をプラ板で塞ぎました。中央の切り欠きは接続時見えなくなるので雑でOKです。

マシンガン完成

 パーティングラインと一部合わせ目を消して完成です。このアイテムはパーツ分けが細かくて作りやすく、お気に入りです。サイトには塗装後2.5mmのH・アイズをはめ込みます。

ヒートサーベル刀身加工

 切っ先を若干鋭くして刃の部分のエッジを落としてカマボコ状にしました。高分子が形成した刀身のイメージで、鋭さはなく、熱で溶断する感じです。

バズーカサイト


 前はレンズフレームにC面を追加、後部はモニターをプラ板で自作、手前に来るようにし、フードを薄くしました。レンズには2.8mmのH・アイズを使用します。

バズーカグリップ後ハメ

 グリップを後ハメできるようにします。やらなくても塗装には問題ないですが、整形時に邪魔になるのでやります。

バズーカ砲口保護部品整形

 板状パーツが抜きの関係で埋まっているので掘り込んでシャープにします。

バズーカ後部噴射口

 リップを薄くして、中央にピラーを足しました。ルーバーではなく、異物混入防止の格子というイメージです。

バズーカ砲口パーツ

 リップをテーパーを付けつつ薄くし、底を抜きました。これは塗装時のミストの吹き返しを防ぐためです。

バズーカ合わせ目処理

 ここ以外でもそうですが、合わせ目はじっぱひとからげに消すのではなく、一部は構造等を考慮して残しています。見た目が単調ではなくなる(アニメっぽくなくなる)ので要所要所で使って精密さをアップさせます。ところでバズーカバズーカ言いすぎですね……。

フクラハギバーニアスラスター

 結局こんな感じです。陸戦機なので塞ごうかとも思ったんですが、目が止まる部分が無くなるのはどうかと思い止めました。ただ、使用はしていないだろうと思うので塗装時に風化させようと思います。

マシンガン持ち手

 角度の付いた軸を切り離し、握り手と同じ長さと角度で接着、パイプを被せて動きを制限しました。動きを制限するのは銃の重さに負けないようにするためです。銃を持つ手はあまり動かさないし。

バズーカグリップ加工

 手首とグリップ双方、干渉する部分を削りました。グリップには接着時に“足”になる部分を銅線で作っています。

バズーカ持ち手

 こちらは軸の角度のみ変更しました。こちらもパイプを被せて重さに負けないようにします。マシンガンの物よりパイプが見えるので、ジャバラ状のモールドを入れています。

サーベル持ち手

 ヒートサーベルの柄が薄く、汎用持ち手にそのまま握らせると隙間がすごいので、指の角度を変更してギュッと握って見えるようにしました。ついでに手の平に柄のダボに対応した穴も開けています。

汎用持ち手改

 こちらは軽く握っているようにも、棒状の物を握っているようにも見えるようにしました。常時は握り手として使いつつ、時にグリップを握る手として使います。

手首達

 今回付属する手首です。使い所が難しく造形も微妙な平手は汎用手首を付けたのでカットです。せめて親指が反っていなければよかったんですが……。

ここまでの成果/白兵戦仕様

 すべてのパーツが揃いました。やはりこれだけ武器・持ち手があると時間もかかりますね。

 次は表面処理なので、年内更新はないと思います。


 今日は以上です。


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コメント

  1. 匿名 より:

    こんにちは。
    この度も更新、製作有り難うございます。
    非常に楽しく勉強また拝見させていただきました。

    グフシールドの取り付け加工、他の部品を使い改修凄いですね!!
    発想が凄すぎます。写真で拝見しても綺麗に取り付けられていますし、こんな事予想すらできませんでした。

    この他にもマシンガンの裏打ちや、バズーカの各部の細かな改修、ハンドパーツの角度微調整など、どこをとっても素晴らしい改修有り難うございます。

    脹脛のスラスター、こちらも格好良いです。
    塗装で風化させるのが勿体ないと思いますが。寧ろ目立つようにしていただいてもと思いました。お任せいたします。

    年末の大変お忙しい中、色々と有り難うございました。
    また年が明けて落ち着きましたら、どうぞ宜しくお願いいたします。
    今年はグフ・カスタムに始まり、ザクIII改、プロトタイプガンダムとどれもオンリーワンの素晴らしい作品を製作いただき本当に有り難うございました。
    また来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

    • purutabu より:

      コメントありがとうございます!

      シールドの取り付けは時間がかかってしまいました。それでも、機能とデザインを両立した物になったので苦労した甲斐がありました。

      武器類は今回の目玉の一つでもあるので、少しこだわって作業しました。造形が良くて興も乗りましたし。ハンドパーツも今回は一つ一つ選任になるので、自然に見えるように加工しました。こんな時にしかできないから楽しかったです。

      ふくらはぎのスラスターはもう少しなんとかしたい所でしたが、今回はこれでいきます。過剰装飾が苦手な自分としては真ん中にトゲを生やしたり挽き物を取り付けたりはムリなので、シンプルで行くならこれが限界ですかね。穴の中にディテールを作っても見えないし……。

      今年もお付き合いいただきありがとうございました。色々やっていたのもあり、グフ・カスタムが今年の物とは思えません。また来年もお付き合いいただけると幸いです。