今回はディテール追加/変更作業です。大掛かりな工作は今回で終了となります。
それではどうぞ↓。
・HGゲラート専用ザクの進捗
胸部中央ブロック加工
胸部サイドの可動の関係上中央ブロックが引っ込んでいて、サイドブロックにディテールを貼った際ギャップが発生してしまうので、0.5mmプラ板を貼って前に出しました。さらに、不足している胴体の前後厚を補ってボリュームを出しています。曲面に馴染ませるため、短冊状のプラ板を貼って作業します。
形状的には、アニメ版ザクIのキットや画像にある中央のエッジを再現しています。ここは厚みを増しつつ傾斜をプラスした「装甲強化型」に換装した想定です。
胸部サイドブロック比較
この型のザクIは地球圏内での「装甲強化型」と設定し、「不要になった放熱ダクトを塞ぎつつリブを配する事でサイドブロックの強度をアップ、さらに上述した換装された中央ブロック用固定具が付いている」想定として作業しました。
バックル
ここは変えなくてもいいかとも思ったんですが、そこそこ特徴的なので変える事にしました。
造形を変更した以外に、腰パーツを流用している都合、パーツが腰パーツの造形を引っ張ってまっ平らになってしまっているので、奥に向かって傾斜が付くように折り曲げました。腰パーツ側も干渉しないように削っています。この辺パーツ流用の弊害ですね。
ショルダーアーマー位置移動
やっぱり納得できないので、アーマーが胴体に寄りつつ高さが下がるように軸の位置を変更しました。
やり方は切った軸に1.5mmシンチュウ線を挿し、位置を軸の付け根斜め上の谷に変更してシンチュウ線を固定する感じです。これで左右、上下共に1mm程度移動します。
前後の比較です。シルエットが自然になりました。
ショルダーアーマー完成
完成状態です。前後厚が不足しているので1mmプラ板を挟んで幅増しし、リップのバンダイエッジを削いで装甲の厚みを演出しました。内部の干渉するダボや壁面は削っています。
このタイプのザクIで良く見る三枚おろしにする分割線と丸モールド4つは、ランバ・ラル専用ザクIがMG化した際に間を埋めるために付けられた物で、設定として裏打ちが足りない感じがしたので採用しませんでした。ほぼ同じ型のノリス専用ザクIの設定画には無いですし、元々濃いディテールもありますしね。
肩アーマー後ハメ
アーマーを接着したので、関節の一部を切り欠いて後ハメできるようにしました。肩パーツを分解する事で対応できるかとも思っていたんですが、バラす空間が無くてムリでした。
これをしないと肩~ジョイント~アーマーの3つを組んだまま作業する事になります。
ここまでの成果
プロポーション調整、ディテール追加が終了しました。以降は体型矯正のような大掛かりな作業は無く、あってもアイプチとか、ぜい肉を寄せて豊胸とか、その程度です。
今日は以上です。
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コメント
こんにちは。
お世話になっております。
この度も大変楽しく拝見させていただきました!
各部の改修、色々有り難うございます。
胸部コクピット周り、腰部のバックル、画像で拝見すると、あ〜こうなるんだ!と思うだけですが、こんな風に改修ができるのほんとに羨ましいです。
設定画にも、ぐんと近くなって非常に嬉しいです。
肩の位置変更もとても良いですね!!
胸部に近くなった分、ギュッと全体が引き締まって見えるし、それでいてザク独特のマッシヴさも感じます。スタイル、文句つけようのないくらい格好良いです。
次も楽しみです。宜しくお願いいたします。
コメントありがとうございます!
ジオリジン版は意外とアウトラインが違い、ディテールを馴染ませるのに少し時間がかかりましたが、気に入ってもらえてなによりです。
肩の位置は、片方にしか付いていないならぎりぎり許容できるんですが、両方に付いていてボリュームがすごいので、今回作業しました。
もっとダイナミックな機体ならそのまま活かしてもかっこよくなりそうですね。
ここからは地味な作業ですが、ぜひ完成までお楽しみください!